横須賀市では、電気自動車(EV)の普及と環境負荷を軽減する取り組みの一環として、「EVタクシー導入モデル事業」を先月から開始している。これは、日産追浜工場(夏島町)で生産されている「リーフ」を9台、市が購入。市内のタクシー会社に2年間貸し出すというもの。
23日には、市役所駅前公園で出発式が行われ、スカリンをあしらった「リーフ」がずらりと並んだ。吉田雄人市長は「電気自動車の走りの良さ、環境負荷の少なさを体験するいちばんの近道が、市民の足となっているタクシー。このような形で出発式を行えることは喜ばしいこと」と感極まった様子で挨拶。また、充電器などのインフラ面においても、今月末までに市内の公共施設や商業施設など計50ヵ所での設置が見込まれることもあり、「日本で充電器がいちばん普及している街が横須賀。今後もEVで走りやすい街づくりに力を入れたい」と話した。
今回、EVタクシーを導入したのは(有)いづみタクシー・岡タクシー(有)・オリオンタクシー(株)・京王自動車(株)・京急中央交通(株)の5社。横須賀個人タクシー協同組合でも、導入を協議中だという。
「リーフ」の走行距離は1回の充電で約160〜180Km。市内を走るタクシーの1日の走行距離は200Km前後だという。EVはエアコンの使用などで走行可能距離が減る場合もあるため、車の性能や空調、充電のタイミングを計りながらの運行になりそうだ。
また、市では実物をみてほしい、と市役所ホールでは「リーフ」の展示も行っている。
|
<PR>
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|