横須賀市スポーツ大賞 なでしこ3選手を表彰 表敬訪問で矢野さん「後輩の応援届いていた」
サッカー・女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を遂げた「なでしこジャパン」のメンバーで、ロンドン五輪での活躍が期待される湘南学院高校出身の矢野喬子選手(27歳)に「横須賀市スポーツ大賞」が贈られた。今月3日に市役所を訪れた矢野選手は、「報道を通じて後輩の応援は現地に届いていた。大きな励みになっていた」と語った。
矢野選手は金沢区出身。中学時代に女子サッカーの草分けである横須賀シーガルズFCに所属、高校は湘南学院に進学し、女子サッカー部で汗を流した。
ずしりと思い金メダルを吉田雄人市長に手渡し、W杯を振り返った矢野選手。「相手との力の差はあったが、あきらめない気持ちを持ち続けたことで勝つことができた」と話した。W杯直前に行ったアメリカ遠征で右脚を負傷、出場の機会は逃したが、先月の五輪予選ではDFとして2試合にフル出場、健在ぶりをアピールした。吉田市長から「(金メダル)1つでは物足りないのでは」と振られると、笑顔で「まずは日本代表に選ばれること」と答えた。矢野選手はアテネ、北京と五輪2大会を経験しており、次のロンドンでも守りの要としての出場が期待されている。現在は浦和レッドダイヤモンズ・レディースに所属し、キャプテンを務める。
同大賞は、世界大会で上位の成績を収めた団体・個人を称えるもので、今回は近賀ゆかり選手(横須賀シーガルズFC・湘南学院出身)、大野忍選手(横須賀シーガルズFC出身)も選ばれている。過去にはセーリングの関一人さんと轟賢二郎(特別賞)さん、ソフトボールの高山樹里さんと西山麗さんに贈られている。
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