はやぶさ、スーパームーン、金環日食…話題続々 天体観測に熱視線
3日後に控えた世紀の天体ショー、金環日食。観察キットや関連イベントが大盛況で、学校では登校時間を調整するなど連日ニュースを賑わせている。また、今回の日食帯は神奈川県の上を横断するように伸びており、美しいリングが拝めるとあって、そのブームは日を追うごとに高まっている。
天文現象当たり年
今月21日(月)の金環日食が終わっても、今年はこれで終わりではない。来月4日(月)は部分月食、6日(水)の午前中には金星が太陽面を通過する。特にこの太陽面通過は、次回の発生が105年後の2117年というとても希少な天文現象。今回を見逃すともう生涯見ることはできないのだ。以降も木星食・金星食・ふたご座流星群のピークなど次々とやってくるため、まだまだ空から目が離せない。
スカ天って何?
昨今の天文ブームが起こる40年以上も前から、横須賀では夜空観察を楽しむ人たちがいる。横須賀天文研究会(通称スカ天)だ。主な活動は、市内での天文観望会や講習会の天文ボランティア。2ヵ月に1回、長沢の北下浦市民プラザ(みんなの家)で、市が主催する天体観望会を支援している。同会メンバーが解説員・スタッフとなって、星空解説や様々な天文に関する分かりやすい講義、天体観測室(天体ドーム)の15cm屈折式天体望遠鏡による天体観望会を行っている。また、ソレイユの丘でも年4回、星空観察会を開いており、定員の30名を毎回オーバーしている。参加者は、まるで写真のように鮮明に見える月面や惑星に「宇宙の神秘を間近で触れることができる」と大好評。
観測拠点の条件は、高台で視界を遮る障害物がなく、周囲に街灯などの灯りがないこと。繁華街エリアから離れている北下浦や長井は、高層ビルや煌びやかなネオンの影響を受けにくく、360度の大パノラマが広がる好立地なのだ。
観望会で惑星見る
次回の観望会は今月26日(土)午後6時半より、7月は28日(土)午後7時より北下浦みんなの家で実施。月や火星・土星などの惑星観察を行う。参加希望者はスカ天公式サイト(横須賀天文研究会で検索)から応募。先着順で定員各回10名。参加無料。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|