「近代横須賀」生い立ち知る 2館連携の展示企画
日本の近代化の礎となった横須賀製鉄所に焦点を当てた企画展が今月2日(土)から深田台にある市文化会館と市自然・人文博物館で始まる。展示テーマを違えて、時代変遷や果たしてきた役割などを多面的な角度から紹介していく。市では2015年に同製鉄所創設150周年を迎えることもあり、その前段のひとつにも位置づけている。
市文化会館では「絵地図から見る近代横須賀」と題して、明治期に描かれた絵地図と来日していたフランス人技師らが記録目的で写した写真を飾る。絵地図は「横須賀明細一覧図」で横須賀観光の土産物品としても広く流通したもの。展示されるのは明治12年から39年までの間に製作された5点で、街区の形成過程などが読み取れる。横須賀軍港の変遷をたどる「横須賀軍港図」も5点飾られる。今月10日(日)まで。
一方の市自然・人文博物館では、「横須賀製鉄所は何をのこしたか?」をテーマに、現代に伝わる同製鉄場の功績や技術を掘り下げる。内容はドライドックの設計図やフランス伝来で同製鉄所製の赤れんがの紹介など。5月31日(金)まで。今月10日(日)には学芸員による展示解説も行われる。時間は午後2時から3時。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|