里親って何だろう 児童相談所で講座
市児童相談所では、里親制度の浸透を図るため、今月29日(土)から3回に渡って同制度について学ぶ講座を実施する。
子どもの戸籍を移す「養子縁組」と比べて比較的取り組みやすいといわれる里親。市から委託された里子を家庭で預かり、18歳を目安に社会で自立できるよう支援するのが里親の役目だ。そのほかにも数泊だけ、学校の長期休暇だけという短期預かりの場合もある。
里親に興味を持つきっかけとしては、不妊治療後の選択としてや実子が成人してからの社会貢献としてなどが多い。しかし中には実子と里子を一緒に養育する里親もいる。里親歴5年で現在実子と里子を共に育てる30代女性は、「子どもの頃、近所に実子と里子を同時期に育てている家族がいて、自分の中ではすごく身近な存在であった」と話す。
講座は今月29日(土)、7月13日(土)、20日(土)。原則は3回連続の参加だが、1回のみでも受け付けている。市内在住者限定。時間はいずれも午前10時〜12時。1回目は里親制度の説明、2回目は児童養護施設「春光学園」の見学、3回目は実際に市内の里親を招いての談話会が予定されている。同相談所の里親担当者は「夫婦どちらかだけでも構わないので、気軽に聞きに来てもらえれば」と話す。申込みは児童相談所【電話】046・820・2323山内さんまで。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|