チーム一丸で目指せ入賞 三浦学苑 女子駅伝で関東へ
今月2日、山北町で開催された県高校駅伝競走大会で、三浦学苑女子陸上競技部が3位に入賞、23日に栃木県で行われる関東大会への出場権を手にした。県大会の成績は過去最高位で、最高タイム。「歴代最強チーム」は、一丸になって関東大会での入賞を目指す。
県内から45校が参加した県高校駅伝大会(女子5区間21・0975Km)。三浦学苑は一昨年5位、昨年4位と着実に力をつけ、今年はその上を目指して練習を積んできた。県内で駅伝強豪校と言われる、県立荏田高校と白鵬女子高校に追いつくことが目標。「選手が揃った強豪校とは違うが、走ることが好きな地元の生徒が集まった部活」と顧問の安井裕紀教諭は話す。県大会の結果は、その荏田・白鵬女子に続く3位。目指した目標の背中が見えた形だ。タイムも4位を2分以上離し、県3番手の力を見せつけた。
今年のチームは3年生4人・2年生4人・1年生7人の大所帯。県大会では「駅伝は何が起こるかわからない競技。初めて走る1年生のために、いい形で繋ぎたかった」と話すキャプテンの白瀬侑子さん(3年)。個人競技が中心の陸上で、駅伝はチームの力が試される。「キャプテンを中心に良い雰囲気で試合に臨めた」と安井教諭もチームの結束力を評価する。
県代表の経験バネに
10日に福島県で行われた「東日本女子駅伝」の神奈川県代表に初めて選出されたのが、白瀬さんと内田佳奈さん(1年)。
白瀬さんは6区で走り全体で10位、補欠で当初は出場の予定がなかった内田さんは、続く7区で力走を見せた。2人とも額には三浦学苑の鉢巻。全体としては順位を落とし、苦い代表デビューとなったが、「初めての県代表で緊張したが、自分の力を出し切れた」「全国レベルの中で走れたのはいい経験だった」と2人は振り返る。「仲間が大きな大会で走る姿は、周囲の刺激にもなっている」と安井教諭も話す。
目標は8位入賞
5年連続の出場となる関東大会、昨年は17位。「目標は高いほうが頑張れる」と8位入賞を掲げる。高校生だけの大会は、これが最後。1年の集大成として、5人で金色の校名が入った襷を繋ぐ。
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