久里浜商店会 地域の便利帳を製作 店舗紹介・生活情報1冊に
久里浜商店会協同組合は、加盟店と近隣の商業施設を含む約150店舗の営業情報や防災情報、史跡紹介などを1冊にまとめた、コミュニティーマップ「くりはまっぷ」を製作した。同組合は「地域生活や子どもたちの教育にも役立ててほしい」と話している。
京急久里浜駅周辺にある、西口栄通り、駅前本通り、すずらん通り、黒船仲通り、はろーど通り、中央通りの6商店街からなる久里浜商店街。イベント開催や、近隣小中学校と連携した子育て支援活動などを通して、地域コミュニティの担い手として寄与している。
立地の良さから市内でも指折りの賑わいを見せる同商店街だが、近年では売り上げや来街者減少に悩んでいる。そこで国の補助金を活用し、商店街ならではの品揃えや親しみやすさをアピールするツールとしてガイドブックを製作。現在、大型店に流れている子育て世代を中心とした顧客の呼び戻しや、街活性を図る。
ガイドには生鮮食品、日用品や買回り品、生活サービスなどを提供・販売する約150店を掲載。人気商品の写真や営業情報がジャンル別に並ぶ。また、特色の1つとして7つの小中高校に囲まれた文教地区にあることから、不審者などから子どもが助けを求めてきた場合の緊急避難場所となる、「こども110番の家」協力店も明記されている。
ほかにも巻末には「いつでも手元で確認できるように」と、災害を想定した安全対策や土砂災害ハザードマップも掲載されている。発行部数は1万部。加盟店舗などで無料配布中。
子どもたちに「ぜひ読んで」
今月初旬、近隣の明浜・久里浜・神明小学校と、久里浜・神明中学校に50部ずつ無償配布を行った。「久里浜の魅力が詰まった1冊。子どもたちにもぜひ読んでもらいたい」と同協同組合理事長の森下守久さん。ガイドブックを受け取った明浜小学校の小田部校長は、「児童の地域学習にぴったり」と礼を述べた。
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