トンネルを田浦の顔に 先駆的アイデアで地域振興
「トンネルの街」をテーマに賑わい作りに取り組む田浦地区。ご当地料理の考案を皮切りに、独自イベントを計画するなど観光資源の掘り起しで街に魅力を持たせようと活性化に向けて動き出した。取り組みの様子を職場体験でタウンニュース社を訪れた田浦中2年の牧菜々美さんと取材した。
市の統計によると10年前には2万人を超えていた同地区の人口は年々減少し、現在約1万8千人。15歳未満と65歳以上の人口比(老年指数)は、市内10地区の中で4番目に高い。戦前は横須賀海軍工廠と共に発展したが、近年では人口減少だけでなく企業の撤退や縮小等も相次ぎ地元経済もトーンダウン。活性化に苦慮している現状を背景に、田浦地域運営協議会ではご当地グルメによる街おこしを提案。全国屈指のトンネル数を誇る横須賀の中でも特に数が多い地域特性を活かし、「トンネルの街」としてPRを図る狙いだ。
先月末までトンネルをモチーフにした創作料理レシピを一般公募。64の応募作品の中で優れた9つのレシピを参考に、地元飲食店が商品化。地域のブランドとして売り出していく。同会の横山公一会長は「地域外からの誘客を図りながら、住民の田浦に対する愛着も育めたら」と意気込む。
他にも田浦は海上自衛隊創設の地であることから、今年秋ごろに新たな試みを計画しているという。
※生徒が取材した内容をタウンニュース社が編集しました
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