横須賀版 掲載号:2014年8月29日号
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”横須賀発”の映画製作始動 製作団体発足、市民協賛募る

昨年に引き続き、「小津安二郎記念〜第17回蓼科高原映画祭」に短編映画「カゾクノカタチ」が上映作品として選出されるなど、人間関係の機微を描いた演出に定評がある矢城監督(写真右)
昨年に引き続き、「小津安二郎記念〜第17回蓼科高原映画祭」に短編映画「カゾクノカタチ」が上映作品として選出されるなど、人間関係の機微を描いた演出に定評がある矢城監督(写真右)
 「横須賀在住の監督による、横須賀を舞台にした”オール横須賀”の映画を作ろう」―という企画が本格的に動き出した。映画監督・脚本家の矢城潤一さん(横須賀高校出身)を中心に、高校の同級生らが昨年、『まるごと横須賀の映画をつくる会』を結成。「映画で横須賀の魅力を発信し、地域の活性化につなげたい」と、企画製作を進める一方で、賛同者を募る活動も始めている。

 きっかけは昨夏行われた、矢城監督の作品「ばななとグローブとジンベエザメ」の地元上映会。これを機に集まった同級生らが、「横須賀を舞台にした映画を作りたい」という矢城監督の構想に賛同。昨年末に『まるごと横須賀の映画をつくる会』を結成し、”オール横須賀”の映画製作に向けて活動を開始した。「海や山、そして独特の街の雰囲気。横須賀にはさまざまな”顔”があり、映画の舞台として魅力的」と矢城監督。『つくる会』の松浦直三会長=写真左=も「観終わって、”横須賀っていいよね”と思える映画にしたい」と話す。矢城監督による脚本も仕上がっており、タイトルは「スカジャン兄弟(ブラザーズ)」。舞台はもちろん横須賀。キャストは地元ゆかりの俳優を中心に構想中だという。市民エキストラの募集も計画しており、来年のクランクインを目指している。

映画づくりを市民の手で

 通常、映画製作は実際の制作(撮影・編集など)以外にも企画立案や配給・興業など多くの企業が関わることが通例だ。同会では、企画から製作まで市民を中心に行うことを目指し今月、一般社団法人「Tunnel Films(トンネルフィルムズ)」を立ち上げた。市内で製作運営を行い、コストを抑えるとともに、製作資金を市民協賛金から賄う方針。個人協賛は5000円から10万円で、金額に応じて、作品の公式ホームページへの氏名掲載や撮影(エキストラ)への参加、鑑賞券の進呈などのメニューを用意している。

 また、映画・撮影に関する情報は、フェイスブックページ(まるごと横須賀の映画をつくる会)で随時発信。「いいね」のクリックでサポーター登録となり、撮影情報も得られる。現在は、映画のシーンとして使いたい場所の写真と推薦コメントも募集中。「メーンとなるのは本町の商店街。横須賀を中心に三浦半島全域で”この場所をぜひ映画に”というスポットを投稿してください」とのこと(募集は9月30日まで)。今後は、ポスターやホームページなどで周知を図るとともに、市内の駅前やイベントで協賛活動を行っていく予定。製作に関する詳細は、トンネルフィルムズ【電話】046・866・0074

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