東京湾唯一の無人島・猿島の魅力を発信する新聞づくりに挑むイベントが20日、市内の観光事業者などでつくる「しまなび(猿島で学び)実行委員会」の主催で行われた。慶応大学の学生らと市内の高校生がチームを組んで、「環境」「観光誘客」「経済」の3つのカテゴリーの新聞を完成させた。
約20人の参加者が猿島に渡って担当分野の取材をスタート。猿島の自然や軍事遺構に詳しい専門ガイドに質問を投げかけて、島内に群生する常葉樹がかつて砲台の存在を覆い隠す役割を果たしていたことを掴んだほか、島内でバーベキューを楽しむ来島者の居住エリアを確認するインタビューなどを行った。取材した内容は、撮影した写真とともに記事として編集する作業も体験。プロのライターからアドバイスを受ける場面もあった。
同実行委員会では、8月にも東京湾を航行する船舶を眺めながら、世界とつながる貿易などを学ぶ「シップウォッチング」を計画中。今回手掛けた新聞はこれのPRも兼ねており、猿島を紹介しながら広いエリアから集客を図っていく意向だ。
今回のイベントに参加した三浦学苑の久野はるかさん(2年生)は、「遊びで訪れていた猿島を違った角度から見る(考える)ことができた」と満足げな表情を浮かべていた。
「猿島新聞」は、しまなびのホームページ(http://shimanavi.jp/)で確認できる。
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