横須賀中央エリア 市長公約「ホコ天」見送り 代替案に”街市(まちいち)”浮上
吉田雄人市長が2期目の公約としていた、横須賀中央大通りを歩行者天国にする「ホコ天プロジェクト」の実施が当面見送られることが4日、明らかになった。街のにぎわいを取り戻すため、受け身で客を待つのではなく、店の外に飛び出して商品を販売したりするという「商店の意識改革を狙った」(吉田市長)同プロジェクト。今年7月には、プレイベントとして商店街横断セールを実施。12月にホコ天を視野に入れた大規模イベント「(仮称)横須賀中央下町フェスティバル」を計画していた。
しかし、エリア内の商店街と市、商工会議所で組織される実行委員会は、「現在の各店の理解・協力体制の不十分さでは、交通規制が伴う大規模イベントの開催は困難」と判断。同フェスティバルの中止が決定した。同会委員長の坂倉純一さんは、「既存のイベントの開催を通し街の協力体制が整った段階で、改めてホコ天も検討したい」と話している。同委員会は今年度中に解散する予定。
定期的なにぎわいを
同じく中央エリア活性化のため活動している若手有志団体「ヨコスカダウンタウンクラブ(YDC)」では、定期的な街のにぎわい創出を目的とした「街市(まちいち)(仮)」を計画している。月に一度のペースで開催し、中央での買物を楽しんでもらおうというもの。規模などは未定だが、来年度の開催をめざし、地元商店などに出店協力を仰ぎながら準備を進めていく予定だ。
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