「みんなでいっしょに、ご飯を食べよう」―という声かけで先月26日、子ども食堂が開催された。会場となったのは、平成町のJ:COM湘南横須賀局うみかぜスタジオ。昼・夜の2部制で、計90人が、手作りご飯を楽しんだ。
大人は200円・子ども無料で当日提供されたのは、ちらし寿司やサラダ、焼きそば・野菜スープ・おにぎりなど。ボランティア手作りの「できたて・温かい食事」に、参加者からは笑顔がこぼれた。
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「子ども食堂」は、経済的困窮などの事情のある家庭や孤食となっている子どもに、低価格で食事を提供する目的で、市民団体やNPO・社会福祉法人などが中心になり、実施している。横須賀市内では今回が初開催で、昨年末に立ち上がった「フードバンクよこすか」と連動した事業として、プレオープン。食材は「フードバンク」やボランティアの持ち寄りで賄った。「食を満たすことは、精神的な安定にもつながる」と、同事業を立ち上げた北村光二さんは話す。今後は10月の本格稼働に向けて、反省点や課題を整理したうえで、数回のプレ実施を考えているという。
今回、事業立ち上げの声を受け、「自分の地域でも」と関心を持ち、ボランティアに参加した人も多かったという。当日、食堂に訪れた人の数も、予想を超えるものだった。「これがきっかけになり、市内の各地域に『食堂』ができれば。継続した事業として、広がってほしい」と、北村さんは期待を示した。
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