佐原にある湘南学院高校では、今年3月に薄膜太陽光パネルを設置し、5月から本格的に稼働している。この2カ月間では約83780kwの発電量で、1kwあたり27円で売電している。仮に同校で使用したと換算すると、総電力の約75%を自校で賄える計算となる。
同校は、二酸化炭素の削減や、環境問題等の総合教育に役立てる目的で、神奈川県が推進している「薄膜太陽電池の普及拡大プロジェクト」に参加。県から補助金を受け、昨年冬から同校アリーナと隣接するサブアリーナの屋上で、太陽光パネルの設置に着工。今年3月に完成していた。
2つを合わせた面積は2760平方メートルで、パネルの枚数は1440枚に及ぶ。設備容量は300kw(一般家庭100軒分に相当)で、県内の薄膜太陽光発電施設の中でも、4番目の大きな規模となっている。
今後の利用方法について、同校の担当者は「発電の仕組みや、自然再生エネルギーを学ぶ授業などで、生徒たちの資料としても活用していきたい」と話している。
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