県内在住・在学の高校生が県政に対する質問や政策提言を行うかながわハイスクール議会が、今月1日から行われている。県議会の議員定数に基づく105人が参加し、1日、3日、5日に行われた議論を踏まえた12日の最終日、県議会本会議場で各委員会から黒岩県知事に向けて政策提言がなされる。
市内からは加藤祐麻君(県立横須賀工業高校1年)、土屋航太君(県立横須賀高校1年)、上田泰雅君(同校2年)の3人が参加。「防災」をテーマにする第7委員会では副委員長を務める上田君が登壇し、防災授業の必要性を知事に訴える。
昨年に続き2度目となる上田君。「自分と違う視点や考えを持つ同年代に会って刺激になった」と今回も参加を決めた。選んだテーマは「防災」。昨夏の大涌谷での噴火や、今年4月に起きた熊本地震など、世間の注目が高まりつつある状況に加え、「三浦半島地域には多くの活断層があることを知った」。他人事ではない危機意識もあった。11人が集まる委員会で議論を重ね、防災を学ぶ環境ができていないことを問題視。学校教育に施設の見学など、防災を学ぶためのカリキュラム導入を提案する。「提言が認められ、各地で防災意識が高まるきっかけになれば」と上田君は意気込む。
昨年の同議会では、市内在住の生徒が子どもの貧困対策を提言し、今年度の県の政策に反映されている。
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