園児が遊ぶ「抱き人形」に服を着せてほしい―。そんな要望に応え、追浜地区ボランティアセンターの交流拠点「いきいきサロン」の利用者が、人形の洋服や布団、おんぶ紐を製作。このほど、追浜保育園(江川順子園長)に贈呈セレモニーを行った。
大きさ30cmほどの人形たち。普段は、着せ替えやままごとで遊んでいるが、園では「使っている服も汚れていたり、ボロボロ。下着もなく裸の状態の人形もある」と憂慮する声が上がっていた。そこに手を差し伸べたのが、ボラセンの同サロン利用者ら。「地域の子どものために、役に立てるなら」と約20人が製作に参加。程なくして、50体分以上の服が仕上がった。
それぞれ自宅で眠っていたハギレなどを活用。「自分の子どもたちに作っていた昔のことを思い出しながら手仕事を楽しんだ」と、街で見かけた子どもたちの服装をヒントにしたり、着せ替えしやすいようマジックテープを使うなど、細部にも工夫を凝らしたという。
今月7日には、同サロンで年長園児20人を前に、色とりどりの服を着た人形15体をお披露目。早速、その場でおんぶ紐を使っておぶったり、着せ替えするなど遊びに夢中になっていた。園児からは、歌とダンスでお礼。江川園長は「これを機に、地域ボランティアと保育園との交流をさらに深めたい」と話していた。
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