リオパラリンピックのウィルチェアー(車いす)ラグビー競技において、日本代表選手の一員として銅メダル獲得に貢献した坂本町出身の山口貴久選手とチームメイトの若山英史選手による講演会と競技体験が今月2日、佐野町にある神奈川衛生学園専門学校で行われた。
当日は代表チームのトレーナーとして帯同した同校教員の岩倉瞳さんと山口選手らがパラ五輪の舞台裏などを話した。4年後の東京五輪に話題が及ぶと「そこまで気持ちは強くなかったが、リオを経験したことで、東京を目指したいという思いが出て来た」と山口選手。集まった40人の参加者から拍手が起こった。
第2部では、パラ五輪で着用したユニフォームを着た両選手が参加者らに競技用車いすの使い方をレクチャー。タックルの疑似体験やミニゲームなどを行い、盛り上がりを見せた。参加した村松拓実さん(19)は「トレーナーの話や実際に選手とプレーすることでウィルチェアーラグビーがとても身近に感じられた」と感想を話した。
市民との交流を終えて山口選手は「こういうイベントをするのは初めてだったが、参加者が笑顔になってくれて良かった。地元で今後もこういう活動を増やしたい」と凱旋を振り返った。
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