誕生日や記念日の演出、飾り付けのワークショップなどを行う「アニバーサリープランナー」という仕事。「子どものために可愛いパーティを開きたい、写真を撮りたいという依頼が多い」と話すのは、佐藤悠子さん(野比在住)。
月2回の子ども向けの「アニバーサリーフォト」イベントが現在の活動の柱だ。市内のカフェやスタジオなどで「七夕」「ハロウィン」といった各月をモチーフにしたフォトブースを作成、記念写真撮影を行っている。「都心では増えているサービスだが地元にはなかった」と思い立った。プロの写真スタジオに依頼せずとも手頃な価格で気軽に撮影できることもあって、毎回盛況だという。「自分で親子の写真撮影をすると撮る人が一緒に入れない」という小さな悩みから、自らを含めた「ママ」の目線を持つことで需要の掘り起こしにつながった。
子どもの頃から自分の部屋や机を季節ごとに装飾することが好きで、大学卒業後は市内のインテリア会社に就職し、5年間勤務した。結婚し子育ても一段落した頃「趣味の幅を広げたい」と1年間専門学校に通い、アニバーサリープランナーの資格を取得。最初はママ友たちの依頼に応えていたが、中途半端にできないという思いに駆られ起業を決意。
事業を始めた直後は宣伝力もなく「なかなか依頼がなく苦労した」。専門学校の同期から「アニバーサリーフォト」の話を耳にし「横須賀でウケるはず」とイベントを企画。同時に、市の子育て世代向けサイト「すかりぶ」に登録し情報発信すると、初回から予約が埋まったという。
将来は「飾り付けのワークショップや記念写真撮影などを開催できるカフェを開きたい」。
*市内で起業し、事業継続・拡大を目指す女性を取材した連載です。
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