横須賀開国史研究会の記念講演会が5月20日(土)、汐入駅前のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで行われる。
「生き方雑記帖―ジョン万次郎調査行―」と題して登壇するのは、小説家の山本一力さん。ジョン万次郎こと中濱万次郎は、14歳の時に漁で嵐に会い遭難。アメリカの捕鯨船に救助され、英語や造船技術などを学んで帰国、開国前夜の日本において、彼のアメリカに関する知識や英語能力は重宝された。ペリー来航の和親条約締結時、通訳の適任者と言われたが、結局は表舞台には上がらなかった。それから数年後、修好通商条約の使節団一員として咸臨丸に乗り込んでおり、愛宕山公園(西浦賀)の「出港の碑」に通弁役として名前が刻まれている。
山本さんは高知県出身の直木賞作家。同郷の偉人として取材を重ねて小説「ジョン・マン」シリーズを上梓。講演では、彼の生涯を追う中で見えた「生き方」に切り込む。
時間は午後2時半から4時。定員は350人、参加無料。当日直接会場へ。問い合わせは市文化振興課【電話】046・822・9478
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