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「朝食大事」子どもに提供 池上の子育て支援団体が

社会

掲載号:2018年3月2日号

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食卓を囲む楽しさも(夕食の様子)
食卓を囲む楽しさも(夕食の様子)

 「朝食をしっかり食べて学校に通ってもらいたい」―。食事と交流の場を用意する子ども食堂の取り組みが市内外で広がる中、池上で活動する「よこすかなかながや」が4月から無料の朝食提供事業を始める。「あさながや」と名付けており、同団体ではボランティアや食料の支援を募っている。

 市内での子ども食堂活動を通して「いつでもおいでと言える常設の支援拠点、居場所をつくりたい」と昨年5月、池上に開設されたのが「よこすかなかながや」。代表の和田信一さんを中心に、ボランティアによる運営を続けており、火・木・土曜日の週3回、10人前後の小学生が放課後の時間を過ごしている。夕食を作って食卓を囲んだ後、帰宅まで見守っている。

 開設から半年近く経ち、子どもたちの日々の生活に触れる中で、和田さんらが支援の必要性を感じたのは朝の食事だったという。「朝ごはんを食べていない、おかしで済ませる子どもが増えていると聞いた。家庭の事情もあると思うが、朝からしっかり食事をして学校に行ってほしい」と新学期の始まる4月9日から「あさながや」と名付けた朝の子ども食堂を始めることになった。

 小・中学校のある平日のみの開設で、時間は午前6時30分から8時まで、おむすびや味噌汁などを無料で提供する。「なかながや」は夕食については登録制だが、朝食に関しては事前の申し込みなしで利用できるよう考えているという。

ボランティアの説明会

 開始に先立ち、食材の提供や運営補助、調理などのボランティアを募っている。

 現在、この場所を利用している小学生の半数が今春、中学校へ進学するが、和田さんは「小学校では朝食を食べていなくても、給食がセーフティーネットになっていたが、中学ではまだ実施されていない。お弁当の量や内容も家庭によって違う。こうした状況もふまえて、食支援の大切さを理解してほしい」と話している。3月11日(日)に説明会を実施。午後1時から、会場は「よこすかなかながや」(池上4の5の11)。詳細は和田さん【携帯電話】080・3445・7636

「朝ごはんなし」体力に差

  市が昨年実施した「児童生徒体力・運動能力、運動習慣等調査」の中で、朝食の有無について質問をしている。小学3年生〜中学3年生まで2万2600人が回答、学年や性別によってばらつきがあるものの「毎日食べる」と答えた割合は約75〜87%で、「時々欠かす」は約11〜18%だった。「全く食べない」という児童生徒は年齢が上がるごとに増えており、中3男子で6・2%だった。

 同調査では「毎日食べる」と「時々欠かす・食べない」の2つの層で、子どもの体力合計点(8種目の体力テスト数値化)との相関を調べている。「毎日」の層は「欠かす・食べない」の点数を上回っており、朝食の有無が基礎的な体力に繋がっていることを示している。市教育委員会では、朝食を含めた生活習慣の定着に力を入れており、来年度からの教育振興基本計画にも「食べない」の児童生徒の割合を「0%に」と掲げている。

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