横須賀市は地元の身近な自然の魅力を再発見してもらおうと、「横須賀 身近な自然ガイドブック」を発行した。市内に広がる自然を「川」「谷戸・里山」など、ジャンルやエリアに分けて、植物や生き物を紹介している。
ガイドブックはA4版縦2つ折りで全24ページのフルカラー。市自然・人文博物館の学芸員や市民団体、市職員らが協力し、2012年から2016年度にかけて市内の自然環境を調査した結果をまとめている。
「川」「樹林・草地」「海辺」など、環境別に分けて生息する生物や植物を記している他、観察におすすめのスポットも紹介。野鳥観察が楽しめる光の丘水辺公園や西逸見ホタルの里といった有名な場所だけでなく、サギやカニがみられるスポットとして上町浄化センター裏などの穴場もピックアップしている。
また「傾斜が急で短い川が多く、ほとんどが5Km未満でもっと長い平作川でも約11Kmの長さです」など、市内の自然環境の特徴を記載。「猿島の砂浜は黒い色をしています。これは砂に多くの砂鉄が含まれているためです」等の豆知識も添えられている。
市自然環境共生課の担当者は「市民アンケートの結果を見ても、自然の豊かさを魅力に感じている人は多い。実際に足を運んで生き物を探してみてほしい」と期待した。
ガイドブックは各行政センターや市自然・人文博物館で配布。順次観光案内所等にも配架していくという。
散策イベントも
市は、ガイドブックを持って自然を観察してもらおうと5月26日(土)に散策イベントを催す。
しょうぶ園をスタートし、平作川上流を歩くコースで、博物館の学芸員と一緒に初夏の野山で植物や昆虫を探す。
午前10時集合、正午解散。定員20人で参加費無料。小学生以下は保護者同伴。参加希望者ははがきに氏名・年齢・参加人数を書いて〒238-8550小川町11番地 市自然環境共生課まで。
問い合わせは同課【電話】046・822・8331
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