卓球部団体は4年ぶりの優勝。決勝リーグでは、関東大会準優勝の湘南工科大付属と接戦を繰り広げフルセットの末、最後は主将の粘りのプレーで勝利を掴んだ。
強さの根源は日々の練習にある。「一球一打に精魂をつくせ」―。卓球部の練習は6つの部訓を読み上げるところから始まる。顧問の渡邉優樹教諭が掲げるのは「考えさせる卓球」。基礎以外は教えすぎず、自分がどうすれば成長できるかを研究させるという。自身も元三浦学苑卓球部。「練習でどれだけ言われても、試合中に頼れるのは自分だけ」。選手時代の経験が現在に活かされている。
卓球場の壁に貼られているのが、選手たち手書きの「目標シート」。中心には「団体優勝」の文字、その周りに目標を達成するために必要な要素が羅列されている。自分が勝つためにすべきことを明確にしているという。
練習中、一人の選手が突然大声を上げる。すると全員が反応する―。緊張感が欠けている、だらけていると感じた選手が自主的に声を出し、檄を飛ばしているのだという。「練習で一番意識しているのは緊張感」と選手と監督が口を揃える。実践練習の後には、隣接する大明寺の階段を10往復走り込む。選手たちの太ももの大きさが、その努力の証だ。
数年前にはほとんど勝てなかった強豪・湘南工科大付属と肩を並べるまでに成長。県予選を4年ぶりに制覇し、神奈川ナンバー1のプライドを胸に全国の舞台に挑む。目標は「ベスト4」。大会は8月3日から愛知県で開催。4人は個人戦でも出場する。
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