横須賀市は、JR横須賀駅から観音崎までの約10Kmの海岸線を遊歩道と公園でつなぐ「海と緑の1万メートルプロムナード」の魅力や価値を高めようと、民間事業者や学生とともにソフト面を中心とした再整備事業を手掛ける。今月6日には、関東学院大の学生が現地調査を実施、アイデアの提供を受けた。市が推進する「まちなかミュージック」や「ルートミュージアム」の事業とも連動させ、実施可能な内容から順次実行していく。
1万メートルプロムナードは、市が「文化の元年」を宣言した1982年にシンボル事業として計画、平成のはじめにかけて順次整備された。東京湾沿いに位置するJR横須賀駅から平成町、馬堀海岸を経て観音崎までの10Kmを「歴史とショッピングの道」「緑とスポーツの道」「海辺の散歩道」「海とあそぶ道」に分けてコンセプトを打ち出している。
近年はウオーキングイベントやマラソン大会のコースとしても利用され、市内外の認知度を高めているが、配置されているモニュメントが経年劣化しているなどの課題を抱えていた。市はこうした部分の補修整備を行うとともに、レクリエーションルートとしての魅力向上を図っていく考えだ。
具体的には、観光事業やランナー向けのサービスを展開して事業者、商業施設、大学などで構成する「1万メートルプロムナード協議会」を組織。活性化のためのアイデアを出してもらいながら、賑わいづくりの仕掛けやイベントを展開していく。
6日に関学生が行った現地調査では、フォトジェニックな写真が撮影できるスポットの提示やアートモニュメントの解説板設置などの声が聞かれた。翌日には市内に居住する外国人からも意見収集。英語表記やコミュニティスポット設置などの提案があったという。
11月3日(祝)に開かれる市主催の「1万メートルプロムナード・ウォーク」でもSNSアプリLINEを活用して参加者から意見を投稿してもらう。
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