横須賀版 掲載号:2019年1月1日号
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久里浜地区 拠点集約で街が動く 神明公園にうわまち病院移転

社会

 久里浜の街が大きく変わる――。横浜F・マリノスの練習拠点や浦賀警察署の移転などの整備計画が進んでいる同地区。横須賀市は先月21日、市立うわまち病院の移転建て替えに関して、神明公園を予定地とすることを明らかにした。開院は2025年夏。地元からは「さらに街の魅力が高まる」と期待の声が上がっている。

 横須賀市は昨年1月、サッカー・J1リーグ「横浜F・マリノス」の練習拠点をJR久里浜駅周辺の「みんなの公園」敷地に整備する方針を発表。2022年に供用開始の予定で、市は昨年7月に、マリノスを軸とした「スポーツ交流ゾーン」「自然交流ゾーン」などの整備計画を示している。また、久里浜1丁目に移転が決まっている浦賀警察署は20年度中に供用開始予定で、うわまち病院の神明公園への移転により、暮らしに身近な公共施設が久里浜に集約されていく形だ。

「街の魅力高まる」

 市が人口減に頭を悩ませるなか、久里浜地区はその減少幅は市内でも小さく、ウスイホーム株式会社の臼井伸二会長は「大型店やスーパーのほか、行政・教育施設も充実しており定住傾向が高いエリア。これまで大きな病院の”空白区”だったが暮らしやすさという視点で、さらに魅力が高まっていくのでは」と話す。

 久里浜商店会協同組合の森下守久理事長は、病院移転に関して「商店街は駅から病院までの動線になっているので、活性に繋がれば嬉しい」と歓迎する。京急久里浜駅周辺地区では市街地の再生計画が策定されており、「歩いて暮らせるコンパクトな街づくり」を掲げた都市機能の集約のほか、商店街や大型店舗が一体的となったにぎわいの形成、広場や歩行者空間の充実などが盛り込まれており、まち活性の期待感が高まっている。

「市南部に病院を」地域の声届く

 うわまち病院の「移転建て替え」が決まったのは昨年8月。移転先に関心が集まる中、久里浜地区では10月、市南部の連合町内会等は12月に要望書を副市長に提出。広域で誘致の働きかけを行っていた。

 市では候補地の条件を「京急堀ノ内駅以南」「駅から2Km」「1万平方メートル以上の敷地」として、大津公園・馬堀海岸公園・根岸交通公園・神明公園の4カ所に絞った。立地の災害リスク、駅からの距離や周辺道路の状況などを比較して整理。久里浜地区は救急搬送出動件数が多く、市南部の各行政センター管内(北下浦・久里浜・浦賀・大津)から候補地への搬送時間シミュレーションにおいても、神明公園が他の3カ所と比べて、より短時間で到着できる立地にあると判断。上地市長は会見で「救急搬送時間の改善が大きな理由。市民の命を救うための病院建設に最も適した場所」と述べている。

 久里浜地域運営協議会の小川喜久雄会長は「町として、院内ボランティア等病院をサポートする体制を整えていく」と連携の姿勢を示した。

代替公園も確保

 神明公園は京急久里浜駅から徒歩8分、敷地2万5千平方メートルで、神明小・神明中のほか「くりはま花の国」に隣接。新病院はグラウンドと芝生部分の一部を充てる予定だという。市では25年度の病床数を新病院450床・市民病院390床と決定。診療科目は維持する方向で、具体的な施設規模や詳細は、来年度中に基本計画を策定していく。

 現在ゲートボール等の利用があるグラウンドについては、神明第2公園(花の国プール隣)に代替施設を確保する。

 上町地区の関係者には市から移転先の決定を伝えており、病院の跡地に関して上地市長は「市が責任を持って取り組むべきことで、長期的な視点を持ってしっかりと進めたい」と話している。

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