神明中音楽部の生徒が先月22日、神明町の介護老人施設「フィオーレ久里浜」を訪れ、琴の演奏を披露した。
校外での演奏の機会が少ないことから、同部が施設に話を持ち掛け、初めて実現。当日はどんぐりころころ・エーデルワイス・思い出のアルバムのメドレーや茶摘み数え唄、さくらの編曲を演奏した。見学していた利用者らは手を叩いたり、口ずさんだりして、琴の音色に酔いしれた。代替わりしてから初めての人前での演奏に、部長の2年・森田珠実さんは「皆緊張してテンポが速くなってしまった。もっと練習して堂々と弾けるようになりたい」と話した。
「部員少ない」
同部は琴を中心に、和太鼓やハンドベルなどに取り組む。週5日の活動で、特に琴の演奏については専門の講師を呼ぶなど、力を入れている。市内で琴を扱う部活は同部を含めて2校のみという。
目下の悩みは部員が少ないこと。昨年10月の文化発表会を最後に4人の3年生が引退、現在は1・2年生6人のみで活動する。顧問の中田里帆教諭は「活動を知って部員が増えてくれるといい。人数が多くいれば演奏の幅も広がる」と話した。
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