神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2019年1月25日 エリアトップへ

池上に存在した?「宮沢賢治子供会」 妙蔵寺が情報提供呼びかけ

文化

公開:2019年1月25日

  • LINE
  • hatena
境内の掲示板で呼び掛けている
境内の掲示板で呼び掛けている

 池上にある妙蔵寺の掲示板に「情報提供のお願い」と書かれた紙が張り出されている。内容は、1944年から約1年半、横須賀海軍工廠で徴用工として働いていた当時38〜39歳の菊池二郎氏(別称:菊池暁輝 木口二郎)が市内に開設したとされる「宮沢賢治子供会」”第二オホゾラ学校”について。当時がわかる資料も残っておらず手がかりを求めている。

 39年に海軍工廠内にあった工員の養成施設が池上に移転。現在の池上3丁目から平作8丁目一帯に、校舎や数千人が生活する宿舎が広がっていた。全国各地から多くの徴用工員が集められたが、その中にいたのが菊池氏だ。

 岩手県盛岡市で生まれた菊池氏は、宮沢賢治の作品や感性を後世に広めようと、宮沢賢治が逝去した翌34年、本人とも親交のあった作家の森荘已池氏とともに「宮沢賢治の会」を創設。会の活動の中で菊池氏は、小学生らを集め宮沢賢治の作品や感性に触れることを目的とした「宮沢賢治子供会」を岩手県で結成し毎週のように活動していた。

徴用工員宿舎付近で活動

 小学生当時、岩手県の子供会に参加し、現在は菊池氏の功績や活動を調べているという寺山正義さん(厚木市在住)。偶然妙蔵寺の檀家と知り合い、昨年同寺を訪問した。寺山さんによると菊池氏は、1944年1月から45年9月まで横須賀で徴用工として働き、その間に「宮沢賢治子供会」”第二オホゾラ学校”を開設した記録があるという。具体的な場所は示されていないが寺山さんは「徴用工宿舎に近い妙蔵寺で、子供会が開かれていた可能性は十分にある。菊池氏は私自身の人生に影響を与えてくれた人。一人でも当時を知る人がいれば」と呼びかける。同子供会では宮沢賢治作詞の歌「精神歌」の合唱や「雨ニモマケズ」の朗読などをしていた。同寺の杉崎昌文副住職によると、当時の寺の状況を知る者がおらず、記録にも残っていないため、子供会があったかどうかは不明だという。

 情報提供は妙蔵寺まで【電話】046・851・0613

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版のローカルニュース最新6

「ゴキゲンに生きよう」

田浦中 キャリア教育

「ゴキゲンに生きよう」

メンタルコーチが講演

4月27日

100人規模で大合唱

ゴスペル

100人規模で大合唱

ジョイフルファミリー

4月26日

ちょっと怖い物語の世界

朗読劇

ちょっと怖い物語の世界

おはなしシャワー

4月26日

本格歌劇を音色に乗せて

ミュージカル×吹奏楽

本格歌劇を音色に乗せて

ソリーゾ&よこすかどーすかいいんかい!?

4月26日

表現の総合芸術

紙芝居ライブ

表現の総合芸術

紙芝居屋まもりん事務所

4月26日

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

日本小児歯科学会の公開講座

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook