大滝町の三笠ビル商店街で宝飾店を営む飾り職人の倉茂紀夫さんが、三浦市立名向小学校の児童と、真珠を通じた温かな交流を続けている。
今月20日に行われた同校の卒業式。67人の卒業生の胸元には、揃いの真珠のネクタイピンが誇らしげな輝きを放っていた。これの加工を倉茂さんが無償で請け負っている。
同校では地域学習の一環として、明治期に膝元の小網代湾で世界初の真珠養殖が行われた歴史を学習。小網代湾の豊かな自然を活かし、地場産業として発展した経緯などを学んでいる。海洋教育に取り組む地元NPOの協力で真珠を作るための核入れや浜揚げ(取り出し)も体験。自然の神秘に触れている。
真珠の卒業祝いは 今年で2年目。卒業生が自分で育てた真珠を胸に飾るのが授業のフィナーレとなっている。協力を惜しまない倉茂さんは「未来を担う子どものため」と優しく微笑んだ。
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