国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」の申請受付が、横須賀市では5月7日からオンライン上で開始となった。これに伴い、申請に必要となるマイナンバーカードに関する問い合わせが急増。当初は窓口が混み合う事態も起きたが、現在は比較的落ち着きを取り戻しているという。市では郵送による手続きも呼びかけている。
市窓口サービス課によると、マイナンバーカードに関する問い合わせは年度始まりとなるこの時期は比較的多くなるという。しかし今年は今月1日から特別定額給付金の電子申請が開始したことに伴い急増。特に連休明けの7日からは顕著で、例年同時期で1日に150件程度の問い合わせが、多い日で245件を記録した日もあった。以降、1日あたり200件台で推移している。
問い合わせの8割は特別定額給付金に関するもの。具体的にはマイナンバーカードの新規申し込みをはじめ、保持者からは電子証明に必要となる暗証番号を忘れたことによる初期化の依頼などが主となる。全国的に問い合わせが殺到したことから国のサーバーにアクセスが集中。市職員の作業時間が通常以上にかかり、対応待ちに2時間半から3時間ほど要した。
担当者は「新規カード作成には今から1カ月半から2カ月ほどかかってしまう。(定額給付金の)申請にはカードが必ず必要というわけではなく、郵送も可能」と話している。
給付金の担当課では現在、申請書の郵送手配を進めている。5月末頃に市内全世帯に向け発送する予定だ。担当者は「これからオンラインで申請しても郵送より早く給付金を受け取れるとは限らない」と説明している。
市ではコールセンターを5月7日に開設し、電話での相談に応じている。「申請に関することのほか、家庭内暴力(DV)や虐待の被害者が避難先で給付金を受け取る方法など不明点があれば来庁せず、まずはコールセンターに電話を」と呼び掛けている。
問い合わせは【電話】0570・550559(毎日午前8時30分から午後5時)
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