小学生から高校生まで22人の”子ども剣士”が通う三崎警察署少年剣道クラブで、パソコンやスマートフォンを使った”オンライン道場”での稽古が始まった。
毎週水曜、署内武道場で修練を積んでいたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、3月中旬から一堂に会する練習の中止を余儀なくされている。剣道は対人稽古が基本で、密閉・密集・密接の”3密”回避が難しい。全日本剣道連盟も警戒を強め、今月10日まで対人稽古自粛を求めていた。
同クラブでは当初、動画による自主稽古を推奨していたが「指導には限界があった」と指導者の一人、寺元公則さん(根岸町在住)は振り返る。練習は1回約30分、無料通話アプリ「LINE」のビデオ通話を活用。胴着に身を包み、竹刀を振る生徒たちが素振りや足さばきなどの基礎練習に励み、指導を受ける。「(子どもたちの)様子が気になっていたが、画面越しにいきいきとした表情を見られて良かった」と寺元さんは安堵する。同クラブは6月末まで集合練習は中止する。
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