横須賀や三浦・逗子・葉山にゆかりのある演奏家によるリモート演奏「花は咲く」が、先月末からYouTubeで公開されている。
「よこすかの音楽家を支援する会(YMSA)」に参加しているメンバーによるもので、管・弦楽器とピアノ、声楽の総勢48人が個別に録音した映像を編集し、3カ月がかりで完成させた。
きっかけは、コロナ禍の外出自粛などでコンサート中止が広がっていた4月中旬、「リモート演奏ができないか」という提案がメンバー内で上がったことから。参加希望者を募り、「今の状況に合っている希望の曲」として「花は咲く」を選んだ。メンバー全員で演奏できるよう、ピアニストで編曲家の内田祥子さんがアレンジ。動画編集はクラリネットの北爪友紀子さんが担当した。歌詞の字幕のほか、終盤には、横須賀の風景の動画も盛り込まれている。「全員が思いを合わせていることがよくわかる動画に仕上がっている。横須賀にゆかりのある音楽家たちが自発的に企画・参加・制作した成果で、大きな意義があると思う」と同会代表理事の宮本史利さんは話す。
主催コンサート再開
動画は公開から3日で2千回を超え、「同じベクトルで完成された素晴らしい作品」「横須賀愛が詰まっている」との応援メッセージも投稿されている。同会では「おうちで歌声の会」など字幕入りの動画も配信。視聴者も「家で一緒に歌える」と好評で、このほか、ライブ配信など新しい生活様式に合わせた音楽の楽しみ方も提供していく。
同会では主催するコンサートも順次再開しており、9月24日(木)・25日(金)には敬老ワンコインコンサートを実施予定。10月3日(土)は、市内出身のバイオリニスト、渡邊達徳さんのリサイタルも企画されている。
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