横須賀市の上地克明市長は今月21日、NTT東日本、NTTe―Sportsと連携協定を結び、話題の新ジャンルである「eスポーツ」を軸とした地域振興に取り組むと発表した。横須賀中央エリアにeスポーツを気軽に楽しむことができるコミュニティ拠点を設けるほか、国内外の主要な大会誘致をめざす。若い世代の来訪を促すとともに、eスポーツ先進都市としてのイメージを定着させる狙い。
上地市長が掲げる「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」実現に向けた取り組みの一環。市内に研究拠点を置くNTT東日本の最先端技術を活かしてICTのインフラ整備を推し進め、eスポーツ分野をリードしているNTTe―Sportsが開設するコミュニティ拠点などをテコに新たな客層の来訪を促す考え。既存の観光資源と組み合わせたデジタルスタンプラリーなどを用いて周遊促進につなげるほか、デジタル通過の導入や地域クーポンで市民の生活利便向上も図る。
昨年末に実施した高校eスポーツ部への機材貸し出しや高速回線の導入などの支援は対象校を拡げる方針。専門の指導員を派遣するなど底辺の拡大に努める。
BMXの聖地化
五輪種目となり、若い世代を中心に盛り上がりを見せているBMXやスケートボードといったアーバンスポーツと呼ばれる分野にも着目。平成町のうみかぜ公園に誘致するBMXの全国大会では、VRやARの通信技術を用いて臨場感のある観戦スタイルを検討。愛好家を迎えるための環境整備も行うことで「聖地化」をめざす。
上地市長は「観光活性を情報通信技術と組み合わせることでさらに発展強化させていく」と意気込みを話した。
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