「みどりの日」に合わせて、全国を巡回して催されている「みどりの愛護のつどい」。全国の公園緑地愛護団体が一堂に集まるもので、32回目となる今年は秋に横須賀市を会場に実施される。これに関連し、横須賀美術館(鴨居4の1)と併設の谷内六郎館で、特集展示が行われている。
美術館の地階所蔵品展示室では「みどり輝く」をテーマに、日本画と洋画30点が並ぶ。身近な植物や小動物を丹念な写生で幻想的かつ詩情豊かに描いた、小茂田青樹の『虫魚画巻』、夏のまぶしい日差しを受けて輝く木々の葉を緻密な点描で表現した、金沢重治の『夏の山門』など、生き生きとした草花や青葉の芽吹きなどから「みどり」の生命観を感じることができる。
谷内六郎館では、「みどりのちから」と題し、週刊新潮表紙絵のなかから、子どもの目を通した自然や緑を描いた作品50点を見ることができる。
会期は7月11日(日)まで、観覧料は一般380円、高大生・65歳以上280円。詳細は同館【電話】046・845・1211
中央公園の「今と昔」
横須賀市自然・人文博物館(深田台95)も「みどりの愛護」の開催を記念して企画展示を行う。特集タイトルは「中央公園ものがたり〜砲台山から中央公園、そして平和中央公園へ」。式典の会場となっている同公園は、今月1日にリニューアルオープンしており、「砲台山」と言われた明治中期から公園開園の1970(昭和45)年までの写真パネルや今回、工事中の調査で発見・採集された資料、中央公園時代に観察された生物標本などを展示。新しい公園の特徴もパネルで紹介する。
会期は今月24日(土)から6月27日(日)、会場は同館特別展示室。観覧無料。問い合わせは【電話】046・824・3688
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