横須賀市は、JR横須賀駅から観音崎まで約10Kmを繋ぐ海岸線沿いの遊歩道「1万メートルプロムナード」のリニューアルに力を注いでいる。老朽化したモニュメントを再生するため、地元学生らが壁面アートを制作。美観向上を図り、特色あるストリートにしたい考えだ。
市が「文化元年」を宣言した1982年にシンボル事業として計画され、90年代半ばにかけて整備された遊歩道。マラソンコースや散策路として市民に親しまれているが、各所に点在するモニュメントが老朽化。その役割が薄れつつある。
そこで市は、新港町から平成町にかかる「よこすか海岸通り」の再整備に着手。昨年度「安心・安全・快適な道」「にぎわいが生まれる道」「文化を育む道」の3つのビジョンを定めた。
昨年末には、関東学院大学美術部が平成埠頭交差点付近のモニュメントに船やヒマワリを描き、新たな息吹を吹き込んだ。第2弾の制作者も募集中で、「心はずむYOKOSUKA」をテーマに今年度中に完成予定。
作品制作と併せて、集客イベントも展開。昨年12月には「よこすかコーストパフォーマンス」と題し、市内高校生のダンスなどが披露され、盛り上がりを見せた。「素敵体験」をSNSで投稿するフォトコンテストも1月末まで募っており、人の流れを呼び込む。
3月には本町山中有料道路の無料化、5月にはよこすかポートマーケットの開店など、来街者の増加も予想される。市担当者は「今後も様々な仕掛けで、どこを切っても『横須賀は元気があって良い街』と感じる遊歩道にしたい」と話した。
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