2015年に国連サミットで採択され、2030年を年限とする17項目の国際目標で構成されるSDGs。横須賀市内では行政や民間企業が学校と連携し、目標達成に向けた取り組み・学習が行われている。
市が特別授業
緑ヶ丘女子中学校では、各学年が総合的な学習の時間で「エネルギー」をテーマにした学習を市と共に展開。生徒はSDGsの概要から、世界のエネルギー問題を座学で学び、プラごみ削減や園内遊具で再生バッテリー使用に取り組む(株)よみうりランドでの校外学習を実施。昨秋には市担当者による出前授業も行われた。
同授業では「環境にやさしく、快適な暮らしを送るために何をすべきか」という問いが与えられ、生徒は学習成果を3月12日に実施された年度末発表会で報告した=写真。市民レベルでの節電・省エネを呼び掛けるため「節電スカジャン」を作成し、啓発運動に活用する案や、節電に大きく貢献した世帯に旅行券をプレゼントするなどのアイデアが飛び出した。
若者が企業に提言
同月7日には、SDGsの実践に取り組む若者団体と神奈川県が認定する「かながわSDGsパートナー」企業が意見を交わし、社会課題解決をめざすワークショップが横浜市内で行われた。
普段は交流機会の少ない双方を県が橋渡しすることで、企業が抱える課題に対して若者視点の意見や価値観を取り入れ新たな方向性を探るもの。横須賀市内からは建物改修事業を手掛ける(株)富士防が参加。働きがいをテーマに、就業先として敬遠されやすい建設業界のイメージ向上や人材定着について話し合った。
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