神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2014年4月11日 エリアトップへ

横須賀共済病院 周産期母子センターが再稼働 「基幹病院の役割果たす」

公開:2014年4月11日

  • LINE
  • hatena
GCUの機器を説明する木津医師
GCUの機器を説明する木津医師

 横須賀共済病院(長堀薫院長)の周産期母子センターが、4月から再稼働している。同院は周産期医療における三浦半島の「基幹病院」に指定されているが昨年、小児科医師の減少により、その業務を縮小。緊急時は横浜市大病院などに搬送せざるを得ない状態が続いていた。同院では、医師確保の折衝を続け、今春から横浜市大病院の医師4人の派遣が実現した。これによって、小児科医師5人の体制が整い、再稼働の目途が立った。

 4日に行われた内覧会で、木津りか小児科部長は「基幹病院として、周産期の救急を充実させるとともに、新生児に特化したエキスパートとして使命を果たしたい」と話す。将来的には小児科医師10人の体制を目指しているという。また、杉浦賢産婦人科部長は「速やかに安全な出産に繋げることが、母体と新生児のために必要。現状の婦人科救急に加えて、新体制での連携強化を行っていきたい」と話した。さらに、「横須賀での地域完結型の高度医療の提供に努めていきたい」と、周産期医療の拡充に、長堀院長も強い意志をにじませた。

ハイリスク分娩にも対応

 同院では、今回の再稼働に併せてGCU(回復室)も増床。NICU(新生児集中治療室)での状態が落ち着いた新生児や、疾患のない低体重児専用の治療室で、退院に向けた家族のサポートも行う。NICUでの治療は母親の心の負担も大きいとされるため、心理療法の専門家を配置し、母親へのケアにも力を入れていく。また今後、MFICU(ハイリスク出産の母体・胎児のための集中治療室)の拡充も行い、基幹病院としての役割を果たしていく構えだ。

市民病院への派遣は

 一方、横須賀市立市民病院の小児科では医師の確保が難航しており、4月から入院を休止している。今回、共済病院に医師派遣を行う横浜市大には、横須賀市もかねてから要請を行っていた。市では「引き続き派遣をお願いする」と話すにとどまっているが、市大と共済病院との連携が強固になっている中で、今後の見通しは厳しいとの声もある。他の大学病院に派遣を依頼すべきとの意見も上がるなど、市には医師確保を含めた市民病院の在り方、方向性が問われている。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版のローカルニュース最新6

「ゴキゲンに生きよう」

田浦中 キャリア教育

「ゴキゲンに生きよう」

メンタルコーチが講演

4月27日

100人規模で大合唱

ゴスペル

100人規模で大合唱

ジョイフルファミリー

4月26日

ちょっと怖い物語の世界

朗読劇

ちょっと怖い物語の世界

おはなしシャワー

4月26日

本格歌劇を音色に乗せて

ミュージカル×吹奏楽

本格歌劇を音色に乗せて

ソリーゾ&よこすかどーすかいいんかい!?

4月26日

表現の総合芸術

紙芝居ライブ

表現の総合芸術

紙芝居屋まもりん事務所

4月26日

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

日本小児歯科学会の公開講座

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook