追浜駅前にある追浜銀座通り商店会で、地場産魚介類を使った新メニューの開発が進んでいる。市内の料理研究家がレシピを監修し、地元の子育てサークル「オパイル」も協力。今月27日(日)の「Y・フェスタ追浜」では、いくつかのメニューをのり段々弁当にアレンジして販売する。
追浜地域の東部にある深浦湾は豊富な種類の魚介類が獲れる良質の漁場。昨年5月には、名産のあさりを卵でとじた「深浦丼」を新メニューとして商店街の2店舗で提供を始めた。これに続く企画が「親子メニュー」だ。
「あさりだけでなく、あなごやたこ、アカモクなど地元の食材を知ってもらいたい」―。企画を進める追浜銀座通り商店会の齋藤仁克さんは当初、単品メニューを検討していたという。しかし、地元の母親たちが昨年3月に立ち上げた子育てサークル「Oppapamamaile(オパイル)」と出会い、「小さな子どものいる若い世代に、商店街に来てもらえる仕掛けが必要だと感じた」と話す。そこで”親子でシェアしながら食べられる地元食材のメニュー”に方針を転換。レシピの開発・監修を野比在住の料理研究家、長谷川りえさん=写真左=に依頼し、「あなご天のスパム風にぎり」やミルク味とミネストローネ風2種類の「アカモクのスープ」など、深浦産の魚介類に食べやすさの視点を加えたレシピに仕上げた。
イベントで試験販売
今月9日には、オパイルの呼びかけで親子試食会を開催。「あなごが柔らかかった」「アカモクの食感が楽しめて意外性があった」「追浜の特産品を知れてよかった」「地産地消で安心」といった感想のほか、「子どもが食べやすいサイズに」「味の濃さ・薄さの加減ができるように」「アレルギー表示を」などの注文もあった。
親子メニューの提供は来年1月くらいを目途にスタート。これを前に、今月27日に追浜地域で行われる「Y・フェスタ」では、あなご天やアカモクの酢の物、煮たこ、地元野菜のサラダなど開発メニューをアレンジし、「追浜のり段々弁当」と名付けて販売。サンビーチ前で「オパイル」メンバーがブースを担当する。価格は700円。
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