8月15日、「うらり」ほかで開催する「三崎夏まつり」の実行委員長を務める 物部 幸村さん 三崎在住 47歳
実現に向けて考え実行
○…「フィナーレで花火を打ち上げることは多くの人が楽しみにしている。その期待に応えたい」と強い思いを口にした。今年で3回目の開催となる三崎夏まつり。うらり出店者組合、三浦海業公社、スバル興業で組織する三崎夏まつり実行委員会が主催して開催する夏恒例のイベントだ。当日は、産直センターうらり大売出し、スタンプラリーや東北被災地支援物産展、交流広場で模擬店、各種ライブイベントが開催される。中でも、注目はフィナーレで打ち上げられる花火だ。「三崎の夜空を鮮やかな花火で彩る光景を楽しんでほしい」と言葉に力を込める。
○…実行員会形式になるまでにも花火は打ち上げられていた。費用の問題などから、2009年に中止。空白の3年間。その間、三崎の花火復活を求める声は多くあった。「予算、警備、体制などクリアしなければいけない問題は山積していた。出来ないではなく、実現するにはどうすればよいのか。そんな観点から動き始めた。様々な関係団体が協力してくれた」と振り返る。新しい形になった1回目は、「勢いで開催した」というように、無我夢中で取り組んだ。開催終了後、市民から好評の声が多く届けられた。「そんな声が一番うれしいかった」と手応えを掴んだ。2回目の昨年はコンサートを開催するなど夏祭りもグレードアップ。朝から夜まで楽しめるイベントに成長した。
○…(有)魚音の4代目の社長を務める。子どもの頃は野球少年。「ジャイアンツファン」と話す。学生時代は教員を目指していた。家業を継ぐつもりはなかったとか。しかし、浪人中の手伝いで経験した接客や市場でのやりとり、雰囲気等々に「やりがいを感じた」。そのまま、家に就職した。
○…趣味は食べ歩き。酒好きということもあり「終電で帰れる範囲内に限定している」。仲間との打ち合わせの後の一杯が楽しみ。「酒が入ると本音で話せるからね」と笑う。
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