連載29 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
先日、「前向き子育ての力」をテーマにした企業の育休明け職場復帰のセミナーが、本社と60人の参加者をZoomで繋いで行われました。育休中はコロナの影響で、同世代の子を持つ親同士が地域で繋がりを持てず、とても孤独な子育てであったことがよくわかりました。
「会社で子育てセミナー?」と思われる方も多いと思いますが、私が担当させていただく数社の企業は、女性の活躍推進を様々な形でとり入れています。
その中の1つに、育休明けの社員のキャリアアップ講座とともに、子どもとの関わり方を学ぶ講座を提供したり、子育て中の全社員を対象にした子育てセミナーもあります。ここ数年男性の参加は確実に増えています。このような企業の新しい形こそが、SDGsの3(すべての人に健康と福祉を)、4(質の高い教育を)、5(ジェンダー平等)、8(働きがいも経済成長も)ではないでしょうか。
出会った多くの働く女性たちの本音は、「まずは子ども。仕事は働ければよし」。子育てが順調に進む事を願う母親の姿と言えます。しかし社会や企業からは、昇進を意識した働き方を求められる今日。仕事と子育ての狭間で揺れているお母さんが多いのも現実です。
「仕事と家庭のバランス」と言いますが、「バランス」(釣り合い・均衡・調和)と言う捉え方ではなく、「マネージメント」(計画を立て、実行し、その結果を比較分析し次に繋げる)という捉え方が必要になってきたのではないでしょうか。バランスは半々がよいのか?どちらかに重きを置くのも気が引ける…のであれば、家庭も仕事もマネージメントすることで、双方を大切でかけがえのない存在として捉えられると考えます。
子育て(子どもとの関わり方)は、学ぶ物です。エビデンスに基づいた子育てスキルを身につけ、毎日が楽しいと感じられる子どもを育てましょう。今年度、三浦市ではトリプルPセミナー及び思春期の保護者向けのトリプルPセミナーを開催予定です。ぜひご参加ください。(つづく)
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