“わたし”の京急油壺マリンパーク 連載 息子と愛犬と一緒に楽しんだ 衆議院議員・環境大臣 小泉進次郎さん
大きな回遊水槽 幼少期の記憶
5月に寂しいニュースが飛び込んできました。小網代にある「京急油壺マリンパーク」が9月末で閉館するとのこと。昨年8月、息子を初めて連れて行った水族館が、マリンパークでした。
全国でも珍しくペットも同伴できるため、愛犬のアリスも一緒。初めて見るペンギンに興味を示したのか、それとも暑さで水槽に気を引かれたのか、息子よりもアリスの方が喜んでいたように思います。私も約20年ぶりの水族館を満喫させてもらいました。
三浦半島唯一の水族館のため、皆さんも子どもの頃に何度も行ったことがあるのではないでしょうか。私も幼い頃に家族に連れて行ってもらって、あの大きな回遊水槽で泳ぐ魚に目を輝かせた一人です。
実はマリンパークには神奈川県の絶滅危惧種となっている約50種類の生物が飼育されていますが、希少生物の保護は環境省の重要な仕事でもあります。普段見られない生物を観察しながら、環境保護や生物多様性の保全について考えるきっかけになる場所としての役割もマリンパークの魅力だったわけです。
隣にある「ホテル京急油壺観潮荘」と共に令和7年度に、新たな観光拠点に生まれかわるそうです。多くの方の思い出を残す形になるとうれしいですね。
半世紀を超えるマリンパークの歴史が幕を閉じる前に息子と行けたことは大切な思い出になりました。息子は覚えていないだろうけど、大きくなったら写真を見せながら話します。マリンパーク、ありがとう。
このコーナーは、今年9月末で閉館する京急油壺マリンパークの思い出を、ゆかりある方々に振り返ってもらう特別企画です。
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