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三浦版 公開:2019年4月19日 エリアトップへ

三浦商工会議所青年部の新会長に就任した 石渡 大輔さん 上宮田在住 44歳

公開:2019年4月19日

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思いの共有が結束深める

 ○…三浦を支える若手経済人が集う商工会議所青年部。このほど2019年度の新会長に就いた。掲げた所信は「共有」の二文字。「商売を通じて地域に貢献する」「地域に役立つ人材を育てる」という使命を遂行するため、年齢や業態、価値観も違う会員をひとつに束ねる決意を込めた。個性の集まりであるがゆえ、頭を悩ませることもあるというが、おしなべて面白さを感じている。

 ○…柔道整復師・鍼灸師の資格を有し、高校・専門学校を経て、父が約40年前に開業した院に勤務。現在は2代目として経営に奮闘する。院と自宅のある三浦海岸。季節ごとに集客力のあるイベントが行われているが、「平時の人通りは徐々に少なくなっているのでは」と惜しがる。

 ○…40歳まで三浦青年会議所に所属し、卒業後、先輩のすすめで青年部に入会。元来、コミュニケーションは不得手だが、内勤がほとんどの仕事柄、意識的に人との交流の場を求めてきた。初声・三崎・南下浦の地域間の垣根をこえた新たな出会いに感化。対人スキル向上に一役買っているという。「会には困っていたら助けてくれる人がいる」。家族とも友人とも違う、互いに公私を支え、切磋琢磨し合える同志の存在が大きな励みだ。

 ○…胸元には代々引き継がれる現会長を示すバッチ。そっと撫でながら「身が引き締まる思い」と噛みしめる。同会では2017年に、三崎まぐろを使った新ご当地グルメ「まぐまぐの実」を考案。以降、市内イベントへの出店やメディア出演で知名度をあげ、手ごたえをつかんだ自負はあるが、めざすゴールはここではない。若年層の市外流出が叫ばれて久しい三浦。「商売の土台をつくり、地域で活躍できる人材を育てることが青年部の存在意義だと思う」

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