連載19 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
連日の厳しい暑さとマスクによる体温上昇で今まで経験したことのない暑い夏になりました。真夏の外出時にマスク!?誰もが考えなかった現実ですが、受け入れ実行している国民性こそが世界に誇れる一つではないでしょうか。
新型コロナウイルスとの共存生活は、私たちの生活スタイルをも大きく変化させています。私は仕事も含め、東京へ行かなくなりました。また、予定されていた地方講演もキャンセルとなり生活圏は三浦半島のみ。対面のセミナーをズームなどで開催出来ないかと検討していますが、新しいスタイルゆえに利便性と問題点が混在しています。
子ども達にとってもコロナ禍での日々の生活には行動制約が伴い、困難や問題が多く生じています。今まで当たり前に出来ていたことが出来ないというのはストレスを感じますが、子どもに身につけさせたいスキルの一つに「問題解決能力」があります。私たちが生きていく上で、とても大切なスキルと言えます。
問題解決能力を養うベースには、自信、自尊心、学力、遊び、人との関わりが挙げられます。つまり、子どもの生活そのものがベースとなっているのです。これらを養うためには、前向きな親子関係の構築とオセロ、将棋、レゴブロックなど考える力を養う遊び、子ども自身に答えを見つけさせる機会を持つ、積極的に家庭内の問題解決に参加させることが大切です。問題解決の進め方は、問題を明確にする→いくつかの解決案を考えそれぞれを検討する→最善の案を決める→実行する→結果を振り返り、修正が必要なら加える。
問題解決能力と聞くと、とても難しく聞こえますが、子ども達の日常の中で使われているスキルです。しかし近年では、養育者、周りの大人が先走って口を出して子どもの考える力を阻害しがちです。また、失敗を恐れて行動を起こさない子が増えている現状もあります。子どもは、成功と失敗を繰り返しながら成長します。考える力を育み、様々な出来事に立ち向かえる子どもが増える社会であって欲しいと願います。 (つづく)
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