神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2021年10月22日 エリアトップへ

油彩画家で、個展「回り、重ねる。」を開く 上野 憲一さん 小網代在住 73歳

公開:2021年10月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

自然の美に心奪われて

 ○…鎌倉から小網代に居を移して約6年。三浦では初めての作品展を11月2日から開催する。森信三の「人生二度なし」やゲーテなどの言葉に感銘を受け、また妻の後押しもあって50歳で勤め先を早期退職。油彩画家としての道を歩み始めて早23年が経つ。まさに五十知命。「あと何年生きられるのか」と人生を見つめ考えた末の転身は、必然の帰結だった。

 ○…生まれは日本橋。早稲田大学卒業後、旭化成に入社し人事労務や住宅事業などに携わった。脂の乗った30代、「仕事は楽しかったが、自然に飢えていた」と振り返る。ある日、ふと思い立って辿り着いた山梨・小淵沢。山々が織りなす雄大な自然に心を打たれた時のことを「金縛りにあったようだった」と話す。以降、毎週末通っては山を歩き、八ヶ岳山麓にアトリエを構えて絵を描き始めたという。

 ○…創作意欲の源は、自然から得た感動だ。目に映る表面部分ではなく、深層心理にある色と形をキャンバスに表現。例えば花ならば、咲くまでの過程やそれを育む台地まで瞳を凝らす。また、人の気配や息遣いを落とし込むことも信条のひとつ。「自然を見ていると、描きたくて描きたくて筆が走る」。すぐさま納得のいく作品ができるわけではない。作り上げたものを壊すことは勇気がいるが、次の新たなひらめきを感じる瞬間も嬉しいのだという。

 ○…三浦の魅力は、高い山やビルが無く空が360度ぐるりと見渡せ、段丘があることなど尽きない。「西海岸、とくに黒崎の鼻の夕景はすばらしい」。そこかしこでインスピレーションを受け、創作衝動に駆られる街であり、「あとは暖かいのもいいね」と笑う。「作品展はこうした三浦の魅力を探索しながら楽しんでもらえたら」

三浦版の人物風土記最新6

友松 豊さん

4月1日付で三浦消防署の署長に就任した

友松 豊さん

横須賀市東浦賀在住 58歳

4月26日

高橋 洋平さん

三浦商工会議所青年部(三浦YEG)の新会長を務める

高橋 洋平さん

岬陽町在住 41歳

4月12日

中沢 周二さん

エアースポーツガン(エアガン)シューティング競技会を市内で初開催する

中沢 周二さん

上宮田在住 58歳

3月29日

山内 雄己さん

潮風スポーツ公園・潮風アリーナの施設長を務める

山内 雄己さん

入江在勤 42歳

3月15日

ブル松原さん(本名:松原 実)

デビュー45周年を迎えたプロシンガーで、地元でも活動を始めた

ブル松原さん(本名:松原 実)

栄町在住 73歳

3月1日

藤井 伸行さん

「フレンドリーみうら」の代表で、今月初のセミナーと交流会を開く

藤井 伸行さん

岬陽町在勤 40歳

2月16日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook