第9回湘南よさこい祭り実行委員長を務める 八日市屋(ようかいちや)敏雄さん 片岡在住 71歳
「よさこいの街」次代に繋げる
○…湘南スターモール商店街で6月3日に開催される、第9回湘南よさこい祭り。平塚商工会議所副会頭として「商業都市平塚を盛り上げる力になれるのだったら」と、実行委員長の任に就いた。「1400人を超える踊り子が参加するんだから、すごい規模だよ」。闊達(かったつ)な口調で、祭りの成功に向け意気込んでいる。
○…「よさこいのよの字も知らなかったけれど、何年か前に高島屋の屋上で孫とよさこいを見たことがある。子どもからお年寄りまで、年齢も性別も関係なく本当に楽しそうで。誰でも参加できる、不思議な魅力を持った踊りだね」。平塚を代表するイベントに成長した湘南よさこい祭りには、民間企業をはじめ、平塚青年会議所や商工会議所青年部などの若い力が携わっている。「よさこい祭りを通じて、平塚の活性化を次代の若手に繋げることが大切」と語る。
○…約半世紀にわたり、養豚一筋に生きてきた。「おふくろの実家の富山県に農学校があって、小さいころはよく遊びに行っていたよ。牛や豚と遊ぶのが楽しみだった」。畜産を学ぶために東京農業大学に進学し、在学中に養豚業を志す。卒業後、(株)フリーデンの前身企業に実習生として迎え入れられ、多頭繁殖技術を学ぶために渡米。帰国後は子会社の専務に抜擢され、国内における多頭繁殖の礎を築いた。01年、(株)フリーデン社長に就任し、現在は同社相談役。
○…根っからの仕事人も、4人の愛孫の話になれば自然と口元が緩む。「上が10歳、下はまだ1歳で可愛い盛り。本当は仕事そっちのけで遊んでいたいよ」。異体同心の妻との結婚生活も45年を過ぎ、「お互い持ちつ持たれつ。自分で言うのもなんだけど、良くできた女房でね。知り合いからはけじめをつけろって言われるもんだから、いつか世界旅行にでも」と、夫の顔をのぞかせた。
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