東海大学湘南学生会の会長 廣重陽(みなみ)さん 東海大学文学部 21歳
「後悔しない一瞬一瞬を」
○…佐賀県生まれ、埼玉県育ち。現在は大学周辺で一人暮らし中。実家へ月に1回帰っており、「親のありがたみが改めて分かります。食事や冷蔵庫の中身でも」と照れ笑いを見せる。
○…大学1年生も終わりに近付いた頃「親へ恩返しがしたい。人の役に立ちたい。大学の4年間で自分に何ができるのか」と焦りにも似た気持ちを抱いていた。そんな時見かけたのが学生会会長募集。不安はあったが、何かつかむきっかけになるかもという漠然とした期待と共に新しい世界に飛び込んだ。気合を入れて臨んだ初仕事は今年4月の新入生オリエンテーションだったが引き継ぎ資料はなし。当日予想以上に学生が集まり運営は混乱。「早々最初から上手くはいかない」と半笑いで振り返る苦い滑り出しだった。
○…それから約半年、仲間と苦労を乗り越える中で「会長は周りの責任を一手に引き受ける一種の汚れ役」と考えるに至った。「会長だからこそ出来る経験は、東海大生2万1千人分の1人しかできない経験。貴重な出会いもたくさん」と目を輝かせる。「坂本龍馬のようなカリスマ性が足りないですけど」とはにかんだ表情で自己評価も。
○…文学部歴史学科でエジプト考古学を学んでいる。きっかけは小学生の時に訪れたツタンカーメン展だという。将来は専門職のほか、会長職の経験を活かした職を現在模索中。趣味はスポーツ。特に6歳から続けているテニスには自信ありだ。
○…会長として挨拶をする場面は多いが、一貫して「学生生活の一瞬一瞬を全力で充実させてほしい」という話を盛り込んでいる。自身の1年生の時に感じていた焦りの気持ちから出るメッセージには熱い思いが込められている。「建学祭の準備も大詰め。やる気は十分です。学生一同お待ちしています」と笑顔で来場を呼び掛けた。
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