アジアペタンクチャンピオンシップ(12月・ベトナム)に日本代表として出場する 大川 千穂さん 唐ヶ原在住 42歳
「ペタンク」で日の丸背負う
○…元全日本女子バレー代表でアトランタ五輪に出場した経歴をもちながら、今度はニュースポーツのペタンクで日の丸を背負う。「日本はまだ弱いので世界に出る土台を作りたい。世界で戦う度胸の面でもチームを成長させる存在でありたい」と語る。
○…ペタンクは、600〜800グラムのブール(金属製ボール)をビュット(目標球)に投げ、対戦者よりも近づけたり、相手の球を弾いたりして得点を競う仏国発祥の競技。6年前、夫の知人で日本代表監督だったスイス人に誘われ、夫婦で始めたのがきっかけ。「国内では、健康のために老人会などで親しまれていますが、高く投げてスピンをかけたり、戦略を練ったりと、海外では競技としても盛んなんです」と話す。
○…アジア大会の出場は自身2度目。初出場はブールを初めて握ってからわずか2年目だった。「子どもの頃からゴミ箱に投げて外したことがない。センスがあったのかも」と笑う。2男の育児やバレーの指導で競技からしばらく遠ざかったが、今年の代表セレクションで総合1位を獲得。前回9位に終わったアジアで上位入賞し、世界大会に出場するのが目標だ。
○…バレーではユニチカやデンソーで活躍した。引退後はビーチバレーに専念し、湘南ベルマーレに所属。9年前に平塚に越した。現在は全国のバレー教室に招かれ、地元でも近所からの要望でジュニアチームを主宰している。姉御肌の性格からママさんバレーの助太刀に応じてしまうことも。「勝たせてあげたいと私が出ると、いつも優勝しちゃう」と舌を出す。
○…南仏のように海を見ながらプレーできる平塚はペタンクに最適なロケーション。地元でも輪を広げるべく、海岸などで指導も行っている。「誰もがコミュニケーションしながら楽しめるスポーツ。まずは面白さを感じて欲しい」と語った。
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