平塚商工会議所女性会の会長に就任した 嘉山公子(きみこ)さん 南豊田在住 64歳
実践主義で地域に活力
○…女性経営者組織として、発足から30年以上が過ぎた平塚商工会議所女性会の会長。企業視察やチャリティー事業、各地の女性会との連携などを通して、活力ある地域経済の一翼を担う。ピーク時は100名近い会員が所属したが、現在は約60人まで減少している。「2年間の任期中に、会員を2倍に増やすことが目標」と、就任直後から人脈を生かして会員増強に奔走している。
〇…エネルギッシュでユーモア溢れる語り口が印象的。会のあいさつに立つときは”みなさま、ごきげんよう”と切り出すのが決まりという。「このほうが元気が出る感じがするでしょう。こんにちはじゃありきたりだもの」と、独自のコミュニケーションは会員にも受けが良い。会を束ねる長として、居心地の良い雰囲気づくりも役割という。
○…家業は、1935年から続く鉄くず加工処理業。30歳の頃、次兄と共に創業者の父親から会社を継ぎ、父親が他界してからは経営の陣頭指揮を執るようになった。「神様がギブアップしろと言っているんじゃないかと思うほど、いろんな波を経験した。でも、父を喜ばせたいという一心で続けられた」と振り返る。金属相場の変動は商売に直結するため、世界経済や自然災害などのニュースは他人事ではない。矢継ぎ早に飛び出す経済知識は、仕事を叩きこまれた父親譲りだ。
○…2人の娘には海外留学を経験させ、自主性と考える力を尊重した子育てを実践した。「孫?いらないわよ」と、まだまだ娘は可愛い盛り。多忙を極める生活の中で、心休まる時間は「自宅でのガーデニングかな。花を見ていると心が落ち着く」。かと思えば、愛車の国産スポーツカーに乗り込みドライブに出かけるアクティブな顔も。仕事も趣味もごきげんにこなす。溢れるバイタリティーで、女性会も軽々とけん引していく。
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