2015年平塚市成人式の実行委員長を務める 内田 勝也さん 南原在住 19歳
生まれ育った平塚に恩返し
○…「二十歳は、子どもの頃に思い描いた夢が叶っている、もしくは叶う寸前の年齢。実現している人もそうでない人も、これを節目にまた夢や目標に向かって突き進んでほしい」。そんな想いを込め、今年の成人式のテーマに「夢」という言葉を選んだ。中学校の恩師からのビデオレターや、新成人の写真千枚を展示するモザイクアートなど、晴れの日ならではの催しを通して、「生まれ育った平塚に、これまで以上に愛着を持ってもらえたら」と笑顔を見せる。
○…大学生になった今でも、地元の公民館祭りを手伝ったり、小学生のドッジボールチームを指導したりと、地域に根差した活動に精力的だ。今回の大役も、親しくしている青少年指導員に背中を押されて、意を決したという。バイト先のレストランでは、後輩の相談にも乗る頼もしい存在。「自分では意識してないけれど、周りの人からはよく面倒見が良いって言われます」と照れくさそうに話す。
○…今回の準備で一番苦戦したというのが、協賛企業集め。80件以上の企業に電話でアポイントを取り、直接会社訪問して、頭を下げる。どの作業も初めての経験だった。一度断られてしまった企業から後日、言葉遣いや態度について、指摘の電話をもらったというエピソードもある。「『対応に熱意が感じられなくて残念だった』という言葉の後に、どうしたら上手く交渉できるかアドバイスをいただきました」。その後、再び訪問して頭を下げ、想いが伝わった時には、「涙が出るほど嬉しかった」と目を潤ませる。
○…「期待しているからこそ、時には厳しいことも指摘してくれる、そんな温かい地域の人々に、成人式を成功させて恩返しができたら嬉しい」と意気込む。成人式の4日後には、二十歳の誕生日が待っている。「どんな時でも周囲の人に感謝の気持ちを忘れない大人になりたい」と胸を膨らませる。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>