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平塚版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

第17回博物館文化祭実行委員会の委員長をつとめる 山形 俊雄さん 藤沢市在住 68歳

公開:2016年2月11日

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「わからないことが楽しい」

 ○…市民サークルと学芸員が協力して調査し、地域の歴史や文化、生物への理解を深めていく市博物館の特色に惹かれた。2月6日(土)から21日(日)まで実施される、第17回「博物館文化祭」で実行委員長を務めている。「博物館と市民。エネルギーをうまく使い合って運営しています。いろんなサークルの熱気が伝われば嬉しいです」と準備にも力が入る。

 ○…根っからの理系。「手先が不器用だから」と技術系に乗り気ではなかったが、母の希望もあり芝浦工業大学に進学。卒業後もエンジニアとして就職し、工場機械の設計や機器の開発を行った。「新たな技術を生み出す部署にいたので、毎日が失敗と挑戦。仕事がおもしろかったから、定年後は何をしようかなと」。技術畑で培った探究心が選んだのは、子どものころ好きだったという博物館の学芸員を目指すことだった。

 ○…「新しい扉が開くような感じでわくわくした」と、早稲田大学の学芸員資格過程の夏季集中講座に参加。約半年で資格を取得した。講座の中で好事例として平塚市博物館が紹介され興味を持ち、同館のサークル「石仏を調べる会」と「裏打ちの会」で活動する日々だ。「どちらも本当に楽しい」としみじみつぶやく。和紙を使って古文書の修復を行う「裏打ちの会」では「紙の性質や気温によって傷み方が違う。糊の固さを調節して修復するのがおもしろい」と目の付け所は理系そのもの。石仏の風化の具合や石材による質感の違いにも心を惹かれるという。

 ○…「これからの人生のテーマは文化財の保存かな」とにっこり。「趣味の話を妻にしても、その話はもういいと言われてしまう」と口をとがらすが、「おもしろいから話したくなる」と熱は増すばかりだ。「博物館のサークルは、一人ひとりが好きなことを楽しもうといろんな目的を持っているから良い。わからないことが楽しい」。錆びることのない好奇心が光る。

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