7月10日に見附台広場で「平塚七夕プロレス」を開催する 松本 浩代さん 東八幡出身 30歳
リングの上から恩返し
○…現役の女子プロレスラーでありながら、昨年度の「七夕織り姫」を務めた話題は、テレビやインターネットで多く報じられた。「生まれ育った平塚に恩返しがしたい」とオーディションを受け、見事に合格。個性的なキャラクターを発揮し、平塚を広くPRした。1年間の任期を終えてもなお「恩返しは続けたい」と考え、今回、七夕まつりでのプロレス興行を企画。趣旨に賛同したアジャコングさんらと熱戦を披露する。
○…東八幡に生まれた。1歳で水泳を始め、八幡小ではソフトボールクラブ、神明中ではバレーボール部に所属した。大が付くスポーツ好きで明朗活発、くわえて「目立ちたがり屋で前に出る性格だった」そう。平塚江南高校ではアニメ「タッチ」のヒロインに憧れ、柔道部のマネージャーに。しかし、運動センスを見抜いた顧問から「やってみないか」と言われ、道着に袖を通した。1年の夏に初段となり、その後、柔道一色の3年間を過ごした。
○…プロレスとの出会いは19歳。就職活動や人間関係で悩んでいた時、友人に誘われて試合を初めて観戦した。相手の攻撃を逃げずに受け止め、感情を包み隠さず技を繰り出すレスラーたちに感銘を受けた。「覚悟と意地を備えた選手に私もなりたい」。この日が転機となった。2006年7月のデビュー戦から今日まで、年間100試合以上をこなしている。途中、靱帯断裂の大ケガにも遭ったが、わずか1年で復帰。「挫折には負けない。覚悟と意地で前へ」という信念が多くのファンを魅了している。
○…地元に帰る時が何よりの時間だ。愛犬に出迎えられ、大好きな母のおにぎりを食べる。外では友人との再会を喜び、小さいころ遊んだ海岸線を散歩する。そのすべてがリング上でのエネルギーになっている。「デビュー10周年の節目に平塚で試合ができて最高。精一杯戦います」。郷土愛あふれる異色の織り姫が、故郷に錦を飾る。
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