ひらつか民俗芸能まつりの実行委員長 鈴木 文雄さん 四之宮在住 75歳
伝統を未来につなぎたい
○...「平塚の伝統芸能を多くの人に知ってもらいたい」と熱い思いを抱く。地域で受け継がれている「人形浄瑠璃囃芝居」や「囃子太鼓」などが出演する年に1度の祭典のまとめ役。「今年は子供の人形が出てくる演目もあり、親子で楽しんで欲しい」と開演に向け意気込みを語る。
○...江戸時代から四之宮地域に伝わり、神奈川県無形民俗文化財の指定も受けた「相模人形芝居前鳥座」の座長を務める。きっかけは16年前、後継者不足に悩む一座を知り、力になりたいと入座した。女形の演者として、前鳥神社での公演を始め、人形芝居大会などにも出演する。「一体の人形を3人で操る独自の操法。息を合わせ、生きているように見せる事が何より難しく、その分魅力がある」と指先の演技一つにも熱を込める。「未来に技を伝えたい」と小中学校にも出向き体験教室を開催し、操法を伝える活動を続けている。
○...30歳の時、転勤で家族で平塚市に転居した。地域に早く馴染みたいと、前鳥神社の氏子の役員を引き受けた。「祭事の集まりも盛り上がってね、ついお酒も進んじゃう」と笑顔を浮かべる。明るい人柄で5年前から自治会長も任された。二人の子どもにも恵まれ、小学生の孫が遊びにくるのが今の一番の楽しみ。「人との出会いに恵まれた人生、これからも大切にしていきたい」と微笑んだ。
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