平塚市体育協会会長 田中 國義さん 富士見町在住 68歳
スポーツ普及の立役者
○…市内の27スポーツ団体が加盟する平塚市体育協会の会長。今年3月に前会長が急逝したため副会長として会長代理を務め、その後の総会で正式に任命された。「そろそろ後任にという話は出ていたんだけどね…」と寂しげな表情を見せる。現在、自身が所属する平塚バスケットボール協会の会長や県体育協会理事、県スポーツ少年団本部長も務め、多忙な日々を送る。
○…生まれは東京。大空襲で親戚を頼り伊勢原に疎開し、5歳で富士見町に移り住む。中学時代はハンドボール部だったが、進学した平塚高校(現平塚工科高校)には部がなかったため、友人のいたバスケットボール部へ。卒業後は平塚信用金庫に勤めながら同高OBのバスケチーム「黒部ヶ丘クラブ」でプレーする傍ら、友人の誘いでバスケットボール協会にも携わる。「こうして続けてこれたのも職場の理解があったからかな」。爽やかな笑顔を見せた。
○…体育協会、バスケ協会以外でも、これまでにスポーツ振興に関わる様々な活動を行ってきた。平塚アリーナ建設やベルマーレ誘致、ワールドカップでのナイジェリアキャンプ地誘致などにも携わっている。そうした活動が評価され、「県体育功労者賞」や「生涯スポーツ功労者賞」を受賞している。そこには「自分を育ててくれた平塚に、スポーツを通して貢献したい」という想いがある。
○…体を動かすのが好きで、今は仲間内でゴルフに行くのが趣味。忙しい日々のいい息抜きになっているようだ。今後については「スポーツをもっと普及発展していきたい」と展望を話す。競技力の向上や生涯スポーツの拡大、指導者の育成など、やるべきことは山積みだ。「スポーツ人口が増えればいい選手が育ちやすくなるし、青少年の健全育成にもなる。平塚からトップアスリートを出したいよね」と屈託なく笑った。
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